超音波(エコー)検査?それともマンモグラフィ検査?
乳がん検診での画像検査と言えば、マンモグラフィと超音波(エコー)が用いられるのが一般的です。ただ、それぞれ得意な対象が異なるため、医師の診断により使い分ける、もしくは併用するのが、乳がんの早期発見には効果的です。
ここでは、超音波とマンモグラフィ、それぞれの特徴についてご案内いたします。
超音波(エコー)検査
超音波(エコー)は、妊娠中の方の胎児の様子を見るのにも使われる機械です。
X線を使わないため、繰り返し検査ができることや妊娠中の方でも安心して受けることのできる検査です。
超音波(エコー)検査は、マンモグラフィ検査では正確な診断をしづらい若い女性の乳腺の状態も比較的正確に把握できることや、しこりの中の状態や広がり具合まで観察できることが特徴です。
診察したい部分に専用のジェルを塗って、携帯電話くらいの大きさの機械を当てるだけですので、痛みも全くありません。
超音波検査の苦手な部分は、しこりをつくらない乳がんが発見しにくいということが挙げられます。
マンモグラフィ検査
マンモグラフィは乳腺・乳房専用のレントゲンです。
触診では見つけることができない小さなしこりや、乳癌の特徴の一つである微細な石灰化の発見が可能な機械です。
ただ、マンモグラフィは、50歳以下の乳腺が多い若い人では、真っ白な写真しか撮れず、乳がんを見つけることが難しいことがあります。また、X線撮影のため、妊娠している人には適しません。
乳房を上下にはさんで撮影する方法と、左右にはさんで撮影する方法の2パターンがあります。この撮影の際、乳房を薄くのばすために板で挟みますが、これが人によっては痛みを伴うケースもあります。
結局どちらがいいの?
上記のように、それぞれの検査に特徴がありますので、より正確な診断を行うためにはどちらか一方…ということではなく、併用する検診が勧められています。
徳重ながさわクリニックでは、医師があなたに合った検査方法で、乳がんの検診・検査を行っていきますので、ご安心ください。